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【Act-2準備】ミリオン楽曲考察『CAT CROSSING』を語る

どうも、NGです。

今日はAct-2も間近ということで、私の担当である志保さんのソロ曲『CAT CROSSING』について語っていこうと思います。

 

『CAT CROSSING』は『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 02(通称MSシリーズ)』に収録されている志保さんのソロ曲で、Act-2 Day1にて披露される可能性が高いと思っている曲です。

ソロ4曲目であるMS2シリーズのソロ曲は9thでやったばかりなので、ミリシタ以降がテーマとなるAct-2のソロ曲は、基本的には各アイドル3曲目のMSシリーズ多めということになるでしょう(多分)。

ということで、今回は『CAT CROSSING』についての理解が、今までよりもう少し深くなるかもしれないアレコレについて話をしていこうと思います。
あくまで私の私見でしかないので、考え方の1つくらいに思って楽しんでくださいね。

 

※以降、志保さんの生い立ち等のネタバレを含むため、ご注意ください。

 

目次

 

北沢志保という女の子について

『CAT CROSSING』を語る前に、志保さんについてのおさらいから。

志保さんはご存じクールでしっかり者の女の子ですが、母子家庭というその生い立ちからか、他人に頼らず何事も自分一人でこなそうとするきらいがあります。その傾向はアイドルになりたての頃はより顕著でした。

以下はSFYより、りっくんを抱える志保さん。カードセリフからも、今の志保さんの根幹となる部分はこの頃から醸成されていっていることがわかります。

……やっぱり、かえってこない。ううん。なんでもないよ、お母さん。……しっかりしなきゃ。
わたしが、お母さんを助けてりっくんのおせわをして、ふたりをまもるの。強くならなくちゃ……。

 

『Blooming Clover(ミリオンのコミカライズ。以下BC)』では、実は志保さんが8歳の頃まではお父さんと一緒に住んでいたことが明かされています。

大好きだったお父さんがある日突然家に帰ってこなくなった。幼いながら、自分が強くなって家族を守るという決意をする志保さん。これがアイドルになろうとした理由の1つです。

しかし、ミリシタコミュ内でもありますが、これだけがアイドルになった理由ではありません。志保さんは純粋に小さいころからアイドルへの憧れを持っており、アイドルのことを『絵本の中のお姫様みたい』と表現しています。これは志保さんのソロ曲『絵本』の歌詞にも出てくるセリフです。

 

最初は一匹狼とも言える性格だった志保さん。時系列的にはアイドルになる前(候補生)である劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!や、なりたてのクレシェンドブルーでの活動の中では、他のアイドル達と度々衝突する姿が見られます。しかし、765プロのアイドル達と共に過ごす中で、だんだんと志保さんが仲間との絆の大切さに気付いていく姿は印象的です。

BCより、志保さんのことを何かと気にかけてくれるいおりん。
劇場版でもいおりんは志保さんのことを気にかけてくれていた。

 

ちなみに、Blooming Cloverは私が大好きなコミカライズ。めちゃくちゃオススメです。
(↓無料で数話読めるし、限定版も再販するぞ!)

comic-walker.com

 

以下はクレブルの志保さん。ちなみにこれが初のランキングイベントでした。

そう、今日はそんなにいろいろ覚えたの……ふふっ、えらかったね。
私? 私は……そうだね、お姉ちゃんも、大事なことを教えてもらったよ。
みんなに、感謝しなきゃね……。

 

今、5人でステージに立てること……
私がこのユニットに選ばれたのと同じ、奇跡みたいだなって思います。
私にできることは、まだ少ないですけど。最高のステ-ジを届けてみせます!

 

この志保さんの意識の変化というのは、アイドル北沢志保を語る上で欠かせない要素だと思っています。

 

『CAT CROSSING』の前のソロ曲達

上述の通り、アイドル活動を通して自身の考え方に変化が生まれた志保さんですが、『語る上で欠かせない』という表現をしたのは、ソロ曲の中で、志保さんの変化が明確に表現されている点にあります。

『CAT CROSSING』が出るまでの志保さんのソロ曲は、

①ライアー・ルージュ


②絵本


の2つですが、この2つとも、意味合いの方向性は少し違いますが、一人で良いと思っていた志保さんの心境が変化していく・変化した様子が描かれています。

ライアー・ルージュ

ずっと一人でも大丈夫だった
はずの心が求めてる人

 

絵本

守るべきものに会って
独りじゃ強くなれないこと
笑うことをを思い出した
絵本の中で見た笑顔

 

つまり、これらの曲は、765プロに入って変化してきた志保さんを表現した曲ということになります。

 

『CAT CROSSING』の立ち位置

対して、『CAT CROSSING』はこれらの2曲とは大きく異なり、終始一人の志保さんが描かれています

このことから、この曲の中で描かれている志保さんはアイドルになる前、あるいはなりたての頃の昔の姿であると思われます。

獲物くらい自分で見つけるわ 甘く見ないで
飼いならすつもりなら 他を当たってよ

個人的には『飼いならすつもり』ならという歌詞は、初期の頃のプロデューサーに対する態度にも感じているので、アイドルになりたての頃を示す歌詞だと思っています。

生きていくのは厳しいものよ
いつの時代も そうでしょ

歌詞が自身の経験だとするならば、『いつの時代も』というのは、歌っている時よりもさらに過去の経験を示していることになります。
この曲の歌詞がアイドルになって間もない頃だとするならば、さらに昔、つまりアイドルになる前から辛い日々を送っていたということで、おそらくお父さんがいなくなった後の生活のことを意味しているのではないでしょうか。

 

鏡に向かい牙をむいたら
子猫に見えた 私は

終始強がっているように見えるこの曲の歌詞ですが、そうは言っても志保さんは未成年の女の子。内心では、孤独や寂しさを感じている。そんな歌詞です。

孤独から(孤独から) 逃げられないの 二度と

 

ここ、泣ける・・・

 

この時は、孤独から逃げられないと、本気でそう思っていたのでしょう。

そして続く歌詞は1番サビのリフレイン(繰り返し)。
「逃れられずとも良い。それでも私は強く生きていく。」という決意のような繰り返しの1小節だと私は捉えています。

この曲についての私の考え方は以上です。

MSシリーズの曲は、発売当初から各アイドルちゃんの自己紹介色の強いシリーズと言われていましたが、この曲も初見Pの第一印象通りの曲という感じでしょうか。

しかし、今の志保さんは孤独ではありません。仲間の存在があります。

ミリシタでソロ曲が実装される時、コミュによって印象が変わるというか、新しい考え方が生まれるソロ曲ってあると思うんですよね。この曲がどんなコミュと共に実装されるか、今からめちゃくちゃ楽しみです。

 

志保さんと黒猫

志保さんの姿を孤独な黒猫と重ねたこの曲ですが、なぜ黒猫なのかと言うのが不思議な人もいるかもしれません。

プロフィールに明確に記載されているわけではないですが、実は黒猫は志保さんが好きなものであり、ゲーム内でも様々な場所で表現されています。

そもそもNカードで、黒猫のアクセをつけてる志保さん

 

GREE版より、生っすか特番で黒猫マフラーを持ってることがバレる志保さん

 

こちらもGREE版より、黒猫の良さが伝わるならと、
まんざらでもなさそうな志保さん

 

オフショや4コマにもたくさん登場しています

 

そして一番確信に迫っていると思われるカードがこちら。

メリークリスマス、ネコさん。あなたが話せたら、お父さんのこと、たくさん聞きたいのにな……。……なんて、私らしくないか。ごめんね、ネコさん。

『大切な贈り物』という名前のこのカード。お父さんからもらったネコさんなんでしょうか。この感じを見ても、お父さんが嫌いということはなさそうですよね。

むしろ昔は大好きだったのではないか…と思うと、もうなんか胸が痛くなってきます。

 

猫ではなく、黒猫というのが個人的にポイントです。黒猫ってなんとなく野良のイメージがあるので(私だけ?)、かつての志保さんは自信が強くあるために、野良の黒猫に姿を重ねたことがあったのかもしれません。

 

周年ライブのパフォーマンス見どころ

さて、『CAT CROSSING』のライブパフォーマンスにも迫っていきたいと思います。

天ちゃん自身の『CAT CROSSING』は、過去の周年ライブでは5thで一度披露したきりですが、カバーを含めると8thでTRICK&TREATの2人も披露しています。

まずは私の楽曲考察記事では恒例なんですが、ライブ映像を比較して、パフォーマンスの違いを見てみました。こんな感じ。

 

8thはカバーとしての披露なので、オリジナルリスペクトということでダンスにアレンジを加えたりはしていません。しかし、5thと8thには1点、明確な違いがありました。

それは、5thはステージ中心に演者の出入り口があるということです。

8thはMTWのユニットで構成されたライブだったので、TRICK&TREATの2人は『CAT CROSSING』の前に『フシギトラベラー』を歌っています。つまり、前の曲が終わった流れで、次の曲である『CAT CROSSING』のイントロでは、ダンスに入っているんです。

一方、5thの天ちゃんは、前述の、ステージ中心に出入り口があるというステージの構成を最大限に生かしていました。

ステージ中心にある出入り口とステージの広さを生かして、イントロ10秒くらいかけて、ゆったりとセンター中心に歩いてくるところから始まる(つまり、暗転中に立ち位置に付いておくという動きがない)んです。

 

ここの歩いてくる雰囲気がもう黒猫そのものなのよ!

 

当然、前述のコンセプトの通り笑顔などは全くなく、キリっとした表情。何事にも動じず我が道を行く、不遜な黒猫感。

イントロ数秒で一気に世界観を作り出してる!

 

間奏でも違いがありました。

すぐさまフリに入るトリトリ2人に対して、ゆっくりと歩を進める天ちゃん。
ここでも孤高の黒猫感は健在。ダンスってダンスだけじゃないんだって思わされます。

天ちゃんがオーディオコメンタリーで言っているんですが、曲中でネコの手のフリが何度かあるんですが、可愛くなりすぎないように意識したという話をしています。
野良猫が雨に打たれて、でも私は私で生きていくっていうすれた感じを表現しているとのことで、実際、可愛いはずのフリに強さを感じます。

ちなみにちゃきさんは、このカバーについて「ぷっぷかプリンを結成するきっかけになった志保ちゃんの大事な曲を、任せて頂いて光栄でした」と言っていました。

クレブルの絆よ…!

 

ということで、この曲は個人的には、天ちゃんが作る、間の空気感が一番のポイントだと感じています。

歩いたり、髪をかき上げたりする1つ1つの仕草に、天ちゃんの志保さんらしさへのこだわりを感じることが出来る1曲となっていると思っています。

 

おまけリンク

①8th Day2、当時のライブ後感想

『CAT CROSSING』の感想箇所でクレブルについて語っています。なんかハイなテンションで書いたのか、正直キモイです。
(以下リンクは『CAT CROSSING』の感想部分にジャンプします)
https://maki103ng.hatenablog.com/entry/2022/02/21/081208#CAT-CROSSING%E3%81%A8%E5%BF%97%E4%BF%9D

 

②担当のうみみんソロ『ココロ☆エクササイズ』について語った記事

大好きな『ココロ☆エクササイズ』について書いた記事。
お時間があればどうぞ!(ちょうどほぼ1年前じゃん!)

maki103ng.hatenablog.com

 

今回はここまで。

Act-2で本当にやるかはわかりませんが、是非今回の記事が少しでも曲の解像度を上げる一助になれば幸いです。

それでは~!